日本版SOX法を知る
最近、日本版SOX法が注目を集めています。多数のセミナーが開催され盛況のようです。 米国の大企業の不正経理から端を発した米国版SOX法の日本版として、日本版SOX法の検討が金融庁で進められ2008年4月にも施行される予定で、対象企業では内部統制強化などの対応に取り組んでいます。
日本版SOX法とは
財務報告の適正性を確保するため、上場企業に対して内部統制の構築を義務付ける内容を含む金融商品取引法の通称です。 2006年6月7日に参院本会議で可決、成立しました。
SOXとはSarbanes Oxley Act(サーベンス・オクスリー法 米国企業改革法)の略称で、米国で2002年に承認された法律の事です。
ライブドア事件のような不正を防ぎ、株主や社会に対する企業の信頼性を確保する為に、財務報告内容の信頼性に及ぼす企業活動を、内部統制によって適正化・効率化することを企業の経営者に義務として課しています。
上場しているすべての企業が対象で連結対象となる子会社も対象となります。
米国で施行されているSOX法(企業改革法)の日本版ということで、日本版SOX法(日本版企業改革法)と呼ばれています。
★★ ポイント ★★
ホリエモンのようにたとえ経営者が暴走してもウソの財務報告を出来なくする法律です。 昔から粉飾決算事件はあった訳ですが、最近はその規模が大きくなり影響を受ける人も多くなっていることが、日本版SOX法登場の背景です。
日本版SOX法の企業への義務付け内容
財務報告に関わる全ての会計処理が適正な業務処理によって正確に実行されることを確保し証明する事が日本版SOX法により義務付けられています。
具体的に以下の事項です。
  1. 企業の経営者がすべての説明責任・実行責任を負う
  2. 企業は財務報告の信頼性を確保するための仕組み(内部統制)を整え、全社に適用させ、実行・モニタリングして「内部統制報告書」として内部統制の有効性を報告する
  3. 監査人は「内部統制監査報告書」として、企業の内部統制の報告内容を監査する
日本版SOX法全体図
日本版SOX法全体図
★★ ポイント ★★
財務報告に関わる業務で不正が行われていないことを証明する「内部統制報告書」を作成 し、それを監査会社が監査する事が義務付けられます。
日本版SOX法の適用時期と罰則
適用時期
2008年4月1日以降に開始する事業年度から適用されます。3月決算の会社なら2008年4月からとなりますね。
罰則規定
企業の経営トップが作成する「内部統制報告書」を偽った場合は、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、または両方の罰則が科せられます。
賠償責任
内部統制報告書の虚偽によって株主が被った損害に対し、企業が賠償責任を負います。
★★ ポイント ★★
2008年4月からスタート。違反した場合は経営者や会社に罰則が与えられます。
日本版SOX法のとらえかた
財務分野をはじめとして業務プロセスに密接に連携するITを積極的に活用することで、従業員の意識改革、生産性の向上とリスク削減に貢献し、企業価値の向上に結びつく機会としてとらえる事が重要です。
後向き対応ではなく前向きに内部統制などの対応を実施し、より良い企業になるためのステップと考えましょう!
★★ ポイント ★★
会社の風土や慣習で実行できなかったような改革を実施するチャンスです。前向きに取り組みましょう!
米国版SOX法について
正式名称はSarbanes Oxley Act(サーベンス・オクスリー法 米国企業改革法) エンロンやワールドコムなどの米国大企業の不正経理事件を機に米国市場上場企業に対し、企業会計や財務報告の透明性・正確性を確保するための企業改革を促し、投資家に対する経営者の責任や義務を規定しています。
SEC(米国証券取引委員)に登録している全ての企業が、この法律に基づいた内部統制を実行する義務が課せられています。
★★ ポイント ★★
米国では数年前から実施されています。また韓国など他の先進国でも施行されていたり、検討されています。


日本版SOX法を知る
日本版SOX法 最近、日本版SOX法が注目を集めています。多数のセミナーが開催され盛況のようです。 米国の大企業の不正経理から端を発した米国版SOX法の日本版として、日本版SOX法の検討が金融庁で進められ2008年4月にも施行される予定で、対象企業では内部統制強化などの対応に取り組んでいます。
詳しくはこちらから → 日本版SOX法を知る
内部統制を理解する
日本版SOX法 企業の不正を防ぐ目的で内部統制の必要性が高まっています。日本版SOX法でも財務諸表の正当性を確保するために内部統制の整備が義務付けられています。
詳しくはこちらから → 内部統制を理解する
内部統制対応の実務
日本版SOX法 日本版SOX法も内部統制も概要は理解した。では具体的には何をすればよいのでしょうか? それは「業務の文書化」です。業務の流れやルールを文書化し、客観的に不正が行われないことを証明するのです。これこそが内部統制の整備つまり日本版SOX法の対応です。
詳しくはこちらから → 内部統制対応の実務
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